国指定重要無形民俗文化財 真鶴貴船まつり
◆7月26日「津島神社例大祭・揃い」
貴船まつりは7月26日夜、お天王社(津島神社)への鹿島踊り奉納から始まります。これは地域を支配する荒神様を鎮めていただくという意味合いもあり、鹿島踊り奉納が終わると、東西囃子連によるはやし、続いて各子供会によるはやしが打ち込まれます。津島神社でのこれら鹿島踊り・はやしの奉納は「揃い」と呼ばれ、それぞれが練習を積み、技術が完成されているかという確認・検視の場という意味合いもあり、祭典に欠かせない重要なものであリます。
◆7月27日「貴船まつり宵宮」
7月27日(宵宮)の朝、推進本部役員が東西舳乗り宅に向かいます。それぞれ、口上が述べられ、舳乗りを迎え、海岸の小早船置場へ向かいます。小早船置場に着くと、まず西の舳乗りが乗船したのに続き、東の舳乗りも乗船し、水浮けの準備が整います。 そして、櫂伝馬の進水に続き、西、東の順に小早船が進水し(これを「水浮(みずうけ)」といいます)、お仮殿前の海岸に神輿船、東西のはやし船、櫂伝馬とともに並びに待機します。 献幣使の神輿船乗船を合図にはやし船は一斉にはやしを打ち込み、櫂伝馬が他の諸船を曳航し、宮の前海岸に向かいます(「お迎え」といいます)。海岸に到着した献幣使以下一行は鹿島連の出迎えを受けつつ神社に向かいます。
この後、神社において例大祭が行われ、祭典終了と同時に境内下で鹿島連による鹿島踊りが奉納されます。神社では発輿式が行われ、神輿・鹿島連・神職、祭典役員等は諸船が係留されている宮の前海岸に向かいます。神輿船に乗船後、再びはやしが打ち込まれ、各船はお仮殿前の海岸に向かい、一行は上陸します。 神輿は上陸後、磯崎の東船上げ場付近で海中に入るなどの後、お仮殿に入御し、仮殿祭がとり行われ、終了後、鹿島踊りが奉納されます。また花山車は発心寺から下降し、お仮殿に納められます。 夜はお仮殿前で歌謡ショー等が繰り広げられ、宵宮の日程は終了します。
◆7月28日「貴船まつり当日」
7月28日朝、花山車はお仮殿前に、鹿島連は西本払いで待機後、それぞれ同時に出発し、その中間地点ですれ違います(「あいちがい」といいます)。鹿島連がお仮殿前に到着後、発輿祭が行われ、この後、鹿島踊り、花山車が順次奉納され、花山車、鹿島連、神輿、はやしが町内渡御をはじめます。 夕方、町内を巡った神輿がお仮殿に入御し、鹿島踊りが奉納されます。このころ、東西の小早船には舳乗り役の長老が乗船、各船には提灯に灯がともされる等出航の準備を完了しています。
お仮殿前の鹿島踊りが終わり、神職の神輿船乗船を合図にはやしが一斉に打ち込まれ、諸船は宮の前海岸に向かいます(「お送り」といいます)。その後、神輿が神社に還御し、鹿島踊りの奉納で、このまつりは完了します。
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