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国指定重要無形民俗文化財 真鶴貴船まつり

小早船鹿島踊り櫂伝馬花山車囃子神輿まつりの歴史進行の概要

鹿島踊り かしまおどり

 鹿島踊りは、相模湾西岸、小田原西部から伊豆北川までのいずれも石材産出にかかわった地域の22社で行われる悪疫退散とともに大漁や海上安全を祈願する神事です。
 各地に伝えられる鹿島踊りの態様はそれぞれ多少の違いがありますが、貴船まつりの鹿島踊りは、他地域が白装束で頭に烏帽子をかぶるのに対して浴衣に揃いの手甲で飾り、無帽です。これは、真鶴に自然の良港があり、江戸時代初期からその文化が流入して、昔から「小江戸」と呼ばれたほど華やかさを誇っていた地域性を反映したものであり、当初の白装束はいつの間にか俗化してあでやかな女装化をとってきたものと思われ、真鶴の開放的な指向がうかがわれます。
 その反面、急坂の多い真鶴で真夏の炎天下に若者たちがひたすら神を尊崇し、神の御前で奉仕する真摯な姿は、修験者にも似た「行」の厳しさをのぞかせ、見る人の心を打つものがあります。
 また、鹿島踊りの中心で振られる紙吹雪状の「ヨネ」を小さな子供に振ってもらうと、健やかに育つという言い伝えがあり、踊りを奉納する場面では、子供の成長に願いを込め、親たちが子供を連れて集まります。
 
 「貴船まつりは、鹿島踊りに始まり鹿島踊りに終わる」とさえ言われるほど、まつりに密着し、見どころの一つとなっています。
 


貴船神社境内にて

お仮殿前から町内巡幸に向かう鹿島連の一行
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