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国指定重要無形民俗文化財 真鶴貴船まつり

小早船鹿島踊り櫂伝馬花山車囃子神輿まつりの歴史進行の概要

櫂伝馬 かいでんま

 海上渡御にあたり、神輿船・小早船2隻・囃子船2隻の計5隻の船を曳航する2隻の手漕ぎの大型伝馬船が「櫂伝馬」です。
 曳航には相当の力を要し、古くは、石舟・機械船の船主・船頭などの長老から「花漕ぎ・花山車衆」として選ばれた、それらに携わる屈強な若者たちがこれにあたりました。
 この櫂伝馬は、船の左右に7人ずつ櫂を握り、艫に進行方向を司る大櫂を配し、15人で漕ぎます。海上渡御に於いては、5隻の船を曳航するので、大変な体力・筋力が必要となります。
 曳航の途中からは競漕も行われ、過去にはこの競漕で村落の東西を二分し激しく競い合った歴史があり、それぞれの船の漕ぎ手には多大な期待がかけられていました。
 櫂伝馬の操作こそ海に生きる人々の必須の技術であり、海難事故の際には神社の倉庫から小早船や櫂伝馬を出して救助活動に生かされたこともしばしばありました。
 余談ですが、櫂伝馬の舳頭は五色の布で飾られています。この布は、海上渡御の際に海の水で清められていることから、子供が生まれる際の帯として用いると、安産に効果があると信じられ、古くから櫂伝馬の漕ぎ手の家族に渡されたものでした。
 


左舷の7本の櫂と艫の大櫂

お仮殿前の岸壁に到着した櫂伝馬
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